[]苦痛のはげしい時こそ
めまい発症して1ヶ月…。ぼんやり考えながら天井を見てた。いい加減治ってないかな。起き上がる。ぐわん。…っつー。がっかり。
今日はお客様多かった。昨日より少ないかと思ったけど、なんか増えてたり。
お客様に昨夜の残りものでドリア?作ったり、お餅焼いたりと殆どフリースペースと化した。
お喋り&お喋り。
まあ、これもよし。楽しい。双方気づきを得たこともある。Sさんにとってはご自身の成人式にもなった。
ざっくばらんな雰囲気の中で、どさくさに紛れて11日、うちでお寿司取って新年会やることにしてしまったり。
朝日新聞に、私の以前書き留めた詩がまた掲載されてたのでここに引く。
しなう心
苦痛のはげしい時こそ
しなやかな心を失うまい
やわらかにしなう心である
ふりつむ雪の重さを静かに受け取り
軟らかく身を撓(たわ)めつつ
春を待つ細い竹のしなやかさを思い浮かべて
じっと苦しみに耐えてみよう
癌を患いながら耐え、44歳で亡くなった東大医学部教授、細川宏の詩です。
初めてこれを知った時は、雪を知らなかった。今は富山に来て雪を知る。庭にある草木。よく分かる。
重くのしかかる雪のような不安と苦痛に耐えながら、やがて来る春を信じて。細いが確かな自分の治癒力を信じて。苦痛を感じつつも、お客様との話に軽やかに応じよう…。
2、3日前はできなかったことが今はできる。微々たる歩みながら、治っていっている…。