[]ひょっとしたら。
朝、ザルの蓬をお日様に当てる。両手で返し返し。
コンビニへ。後ろの車は、隣の気骨あるおっちゃん。私が車バックで入れようと苦戦してる間にもう用事済まして出てきた。今練習してるんですよ、と言ったら、きれいに停めてるじゃないか、まる。と言ってくれた。めちゃ嬉しい。
工事の人来るので私は新聞スクラップ整理をして待っていたが、しびれ切らしたむろやんが問い合わせ。外回りをやるからいなくても大丈夫、との回答を得てコーヒー飲みに行く、と。FAXと私も乗っけてよ。
ヤマダ電機から代わりの電話機を受け取ってすぐに戻ることに。
しかし調子悪い。かなりのやりとりの後、店の人に来てもらうことに。
お昼は玉ねぎカレー、サラダ、デザートに瓶詰めマンゴー。濃厚。
電話機解決。
燕の雛が台所に入り込み、バタバタ。
Yさん酵素風呂に。少し話もしてくれた。お惣菜と。
むろやんはランチ作業を始める。
私が庭に水やりしてると、斜め向かいの男の子が背中をぽんぽんと叩いた。振り向くと笑顔で首をかしげ、ぱたぱた自分の家の前に立って「コイコイ」。
見れば、アスファルトを食い破って生えてる雑草を素手でちょんとつまみ、鎌で切ろうとしている。足元にはもう一つの鎌。
「危な〜!待て待て。お母さんは?家の中。ちょっと待て、お姉ちゃんが持ってくるから」
軍手と専用草取り鎌。私が草を取って、男の子に片付けさせた。
その内両親が出てきて、聞いたら名前はRちゃん、5歳。きゅーん。この子が話してる言葉は既に聞き取れない。もし自分が聞こえる子ども生んだら、分からないな…。そういう思いもよぎった。
それから庭作業続行、洗濯物取り入れ、とやるとかなり時間過ぎている。むろやんにお蕎麦屋さん「司」に連れて行ってもらった。
家は山手なので暮れかけてるが、平野部はまだ明るい。ニュース番組ではいつもここより明るい富山駅周辺が映し出されるもんな。
帰る車の中で思う。
ひょっとしたら、Rちゃんの母親は、5歳の子どもに鎌2つに軍手無しで草刈らせようと命じた訳ではあるまい。Rちゃんが勝手に道具箱から取り出してきて、私に見せたがっただけなのかもしれない。Rちゃんの言うことは分からなかった。草刈りをするのか、と私が勘違いしてやっちゃったのかも。かわいかったから、こちらの身も忘れて「手伝った」。外出しようとしていた両親は迷惑に感じたかもしれない。
そして、私の畑もMさん、私がかわいいから助けてくれるつもりで草刈ってしまったのかも。私の主張が届かなくて…。
そういう可能性も多分にある。…また一つ自分の足で進めました。